◆東京寺泊会だより ◆編集責任者・・・・橋本寛二

経営に使うISO戦略が日本のふるさと会創生に有効的であることが認識され出し、リテラシーある企業退職者が動く。余裕あるボランティア族の先陣を寺泊会にいる輩が実証。
<< December 2015 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>

今日もでこかで国際マラソン大会 ISO2015年版的見地



4・2章 利害関係者のニーズと期待偏(ISO2015年11月発行を引用し寺泊会が考察)
 この近くで
立ち小便スベカラズ

名勝の寺泊海岸、さかなのアメ横通りができるかなり以前の夏のはなし。環境・品質のコンサルを生業にしているせいか、どうしても気になる思い出が浮かぶが、寺泊会の集まりでも70歳以上が必ず回顧する共通の話題となって盛り上がるのがこれである。

寺泊海岸では、砂地の面積が現在の3割しかなかった当時でも、夏ともなれば、ゴマンと海水浴客が群がる。近頃は大型駐車場が整備され公衆できれいなトイレもでき、清潔そのもので安心して利用できる。一方昭和の中ごろとなるその昔は、灼熱の太陽の下で、近郊の町村からの来浜者で、地元のこ子供達はほとんど海の遊びを終え、家か自宅近くで遊ぶ時刻の、正午近くになると海水浴客の人出は、近郊の町などから押し寄せるので一向に減る気配なし。日よけどころか暑い砂浜で興じるのであった。
昭和半ばまでの地元町民が持つ、浜のイメージはとは、家庭ゴミを捨てても、いつか灼熱の太陽が溶かしてくれと勘違いし、ペットボトルやプラスティックのないころだから、有機系廃棄物ばかりがやけに目に着いた。食べ残したスイカや、大根の葉っぱ等のごみは平気にその辺の浜に捨てていた。こんな環境下で男性はこんもりした砂浜に向けて、ごく自然に、小用を足していた。

 ションベンスベカラズ

ここはきれいな浜辺にせねばと、町の有志が立ちあがり、この立て看板を作り続けた。あっちこっちにあるものだから。小学生のころは、よく目にした。もっとも小便などと、上品に書かず「・・ンベン」とカタカナ表記であったが。耳慣れたフレーズとなっていた。男は正に立ち止まって済ませ、女の子はしゃがんで済ませていた。これもおっかチャンになると前かがみになって、お辞儀をしたような格好でしていた。もっとも、浜辺でなく新道の坂道や、小学校の校舎わきの大地(オオジ・3区の山の奥にある地名)へ入る細い道脇あたりでよく見た光景だ。今や民俗文化遺産となる。

さて、郊外はいざ知れず都会ではさすがに道路脇でも、立ちながらの小用は、かなりの酔っ払いでもない限りは、見かけなくなった。但し、時折「ペッ」はまだ見かけることもある。駅のホームから、線路に向かって、かと思うと側溝の僅かな隙間めがけてと、いろいろ工夫している。環境保全と美観・衛生の観点から、いかがなものか。と講演で提案したのは数年前で、今ではホームの美化意識には目を見張るものがある。電車が来るまでガードフェンスが閉じられ、簡単に件の行為はできなくなっている。ゴミ箱は殆ど無くなり、その周囲にゴミが散乱することもない。但し大都会周辺の駅に限るが。トイレの美観化対策も徹底して頻繁に清掃の手が入るので、大勢が利用するリスク管理とステークホルダーのニーズと期待には、日本では考慮が計画と運用され2015年11月版新しいISO審査といえども指摘事項には改善の余地はない。即ち適法である。

所がマラソンはどうだろうか、走れば息が苦しくなり、唾のひとつも吐きたくなる。だが、一人が0.01CC出しても、東京マラソン等のように4万人超えるランナーがいたら、総合計排出量は、想像を超える量になってしまうであろう。しかしながら、競技関係者と高名なかつてのマラソン勝者で、今ではテレビ解説をしていても、これを気にする体はないようだ。
ランナーの中には手で、鼻の片方を抑えてプーとやる、通称「つかみっ鼻」をやってしまう輩もおられる。越後生まれのマラソンの名手、宇佐美先生(元・東海大学教授)は、現役時代に決してこんな事はしなかったが、文化の違いか、海外トップクラスが集まる、国内3大マラソンで優勝するかもと疾走している、先頭集団になればなるほど、画面一杯に放映する機会が多いだけに、飛ばし合いを目にすることも珍しくない。


給水ポイントも曲者である。走りながら給水してむせる者もいる。口内フラッシングと呼ぶんだろうか。
砂漠に近い大陸にある大地の如く地面が褐色土ならいいが、水はけの良くないアスファルトだし、風邪予防のうがい水の捨て方は、小学生すら、ルールを知っている。

近い将来環境アセスメントで、施行レベルの法遵守に挙げなくとも、下位レベルの都県条例を発令し、マラソンは、ハイテクペーパー持参5枚まで、などとルール化するかも。

良寛も歩いた景勝地を走る、寺泊シーサイドマラソンは、どうであろうか。18里先の佐渡島を横目に抱える寺泊シーサイドマラソンが毎年開催されているが、参加者多数でも全員エチケット感にあふれ、海岸マラソンを堪能できる素晴らしい大会にしてくれている。何しろ日本海の新鮮なオゾンを含む寺泊海岸の空気を吸いながらの走りゆえに、参加者たちの呼吸器系が破壊されることが無いからであろう。

こうして市民ランナーさんも、全員で良質な環境意識を持っておられるから、ふるさと寺泊の品質向上に大きく貢献してくれて有難い。


   (イメージの写真と該当する現象とは全く関係ありません)


 

- | permalink | comments(0) | - | - | - |