入場大歓迎
▼寺泊の杜氏さん10名が出演
「酒造唄」を披露
新潟朱鷺メッセ
公演 ハイライト |
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東京新潟県人会創立100周年記念大交流大会 | |||||
9月26日芸能大会2日目プログラム決定 | |||||
司会 桑原政夫・橋本寛二 | |||||
ヤングキャベツ・中靜佑介 | |||||
会場 新潟朱鷺メッセ・マリンホール | |||||
1 | 笑ってスタート・・お笑いコンビ「きぬがさ」 | ||||
2 | 「相撲甚句」・・・相撲甚句保存会 | ||||
3 | 「無法松の一生」・・大坂美喜社中 | ||||
4 | 「十二はしご」・・十二はしご保存会 | ||||
5 | 「妙高山賛歌」・・・妙高高原民謡愛好会 | ||||
6 | 「幸せはすぐそこに」・・伊藤章二(東京松の山会) | ||||
7 | 「千の風になって」・・・東京おけさ会 | ||||
8 | 「津軽三さがり」・・・おけさ船橋会 | ||||
9 | 「佐渡日記」・・・・佐渡小町会 | ||||
10 | 「米百俵」・・ ・東京関原会 | ||||
11 | 「心寿」・・・・東京おけさ会 | ||||
唄 岩崎康一郎 | |||||
12 | 「琉球舞踊・四つ竹 鳩間節」・・・ | ||||
沖縄より参加 | |||||
13 | 「越後路ひとり」・・・林 蔵之助 | ||||
14 | 「故郷酒」・・・・・本多光政 | ||||
15 | 「フラダンス」・・ホアビリフラ新潟校 | ||||
16 | 「愛の賛歌」・・渋谷文太郎 | ||||
「ひばりの佐渡情話」・・渋谷文太郎 | |||||
17 | 「酒造唄」寺泊酒造組合 | ||||
16 | 「フィナーレ輪踊り」 観客全員参加 | ||||
大交流会の詳細 | |||||
□ | 東京新潟県人会公式ホームページ |
朱鷺メッセ一階の物産展には寺泊から「きんぱち・はまやき」と「山源かまぼこ」が参加。
東京新潟県人会創立100周年記念大交流会は動員目標・4万人のところ、4万3000人が朱鷺メッセに来場した。
物産展の参加ブースも県内の観光地などから、合計125店が出展する大規模展となった。
◆芸能大会点描◆
芸能大会は2日間かけて開催。県内の民謡団体や民俗芸能保存会などが演舞。
ワンステージでの登場人数の多さには、司会しながらも驚かされた。
寺泊酒造組合の高綱 強会長以下、越後を代表する野積杜氏さんが勢ぞろい。蔵元紹介のあと、酒造り唄を披露。銘酒「日本海」「景虎」などを造る杜氏さん全員が寺泊人。
熟唱するシャンソン歌手・渋谷文太郎さん。
9月には銀座で3回のライブあり。
・・京都新潟県人会推薦
新潟市西区出身
沖縄からも参加して琉球舞踊を披露。踊り手がステージから退いても、音声が消えるまで司会の声を入れないようにとの注文があった。守ったが、さすがプロ意識。
新潟フラダンス校からも多数が参加。会場におられたハワイ新潟県人会の「palolo本願寺住職・西脇誠五郎」さん・・長岡市出身・・も拍手で迎えてくれた。まさか、ハワイの本願寺さんが越後人とはびっくり。
いつでもホノルルに遊びにいらっしゃいと言って下さったが、海の向こうとはいっても、寺泊から赤泊へ行くのとちょっと違い、いつになるやら・・。
ホノルルにあるpalolo本願寺外観・・・同寺のhpより
◆反省会にも多数集結◆
新潟の朱鷺メッセに参集していた、首都圏在住の東京新潟県人会員も大挙帰京し、東京・上野では10月5日に、大交流大会の慰労反省会が開催された。100人を超える大会関係者が集う
ここは東京新潟県人會館2偕大ホール会議場。
100年に一度の大交流大会の企画発案は主として、元気な七十代であった。大交流会を振り返り、話が尽きない首脳陣
来年もやれと言わんばかりに、万歳三唱でも血気盛んなメンバーたち。
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所で気になる寄付金総額は,・・・県人会會館ロビーに張り出された寄付金者一覧、個人で100万円も出資されるのは、愛する越後の為かと、その思い入れにジーンとする。
海外勢に交じり、東京寺泊会も僅かながら協力
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多くの郷人会がある中で、年会費フリーを貫く当会も、僅少ではあるが協力をした
ところで偶然にもお隣さんとなった50万円寄付された「ベルノ・リカール・ジャパン」は、どちら様かと会社の総務部さんに問い合わせると、あの有名なシーバスリーガルなどの洋酒を販売されている法人さんであった。商品群は同社のホームページで紹介されている。
新潟県出身の社長さんが経営する、我が国の、著名な居酒屋チェーンさんにも卸しているに違いない。
ベルノリカールジャパンさんで扱っておられるお酒の一部。
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10年9月現在での事業資金寄付金総額は、事務局発表によると、 約3894万円余りとか。ブラジル新潟県人会も積極参加。日本にいるよりは、越後愛郷心強しか。県外はもとより、海外に点在する多くの新潟県人会をつなぐ、連合組織の設立案をブラジルが提唱。
■東京新潟県人会に登録されている41の県人会と152の郷人会組織一覧を見ても、毎年この数だけ懇親宴会が開かれているはずであり、驚嘆に値するが、地元への稲刈りツアーだの、芸能大会だのと、更には「聖僧・良寛に学ぶ会」/東京寺泊会は共催、などと、高尚な愛好会もあるが、いかに越後人は結束力の強い、マメな民俗かが判る。
この良寛に学ぶ会は10月9日に5回目となる勉強会を開催した。
タイトルは「良寛さんの書の観賞」である。講師の萬羽啓吾氏が自ら所蔵する軸を持参で
遺墨による書美の変遷を詳説。美術館や記念館ではガラス越しの観賞となるが、今日ここでは、肉眼でお目にかかれるとあって、愛好家たちは興奮気味であった。
これらが本物の良寛の書である。
萬羽氏は神田神保町の骨董商としての眼力で本物の見方を伝授。時折、紙質や筆使いから判定する贋作との見分け方も説明。
当日の勉強会を学術的に知りたい場合は、良寛の生まれ故郷・出雲崎出身者の集いで構成する「東京出雲崎会のホームページ」、同会の知識人、東條氏が制作する「第5回勉強会報告」を参照。それにつけても、このホームページを読んでいると出雲崎会さんには、良寛さんの書を研究され、知識豊富な方が本当に多くおられる。
◆ところで、100周年記念誌編集委員としてインタビューしていると、様々な 先輩方にお会いする機会があるから面白い。大森駅近くの商店街にあった「越後屋」なる豆腐屋さんもそのひとりである。今は近隣在住者で構成する、新潟県人会を仕切っているが、自身のビル一階のテナントにはチェーン店も多い、焼き鳥やさんが入っている。
かつて、都の豆腐屋と風呂屋は越後人で成り立っていたとの近世の史実がある。今になっては風呂屋も豆腐屋さんも姿を変え、そのオーナーの多くは80代前後の越後人であるが、ここの価値ある不動産を生かし、平成に入ってから、中層のビルやマンションに建て替えている。駅前の小型ビルも案外、越後人が持ち主だったりする。法人にしたり、納税額を1000万以内にしたりで、名前は公開されなくとも、都会においては高齢者に限れば、比較的余裕のある衆が多いのも、新潟県出身者の特徴であるが、このような視点でメディアが着眼する機会はないからトピックスにもならない。
さすがに丸の内や八重洲には,いないが、私鉄沿線駅周辺の小型マンションオーナーは、目立たないが、相続を気にする越後出身者が多数おられるのである。
■これらの郷人会などの詳細をまとめた、東京新潟県人会創立100年周年記念誌を、同会が20人の編集委員を使い編纂中。2011年3月 2000円にて発売予定である。